・海水魚やサンゴ飼育を始めたい!
・オススメの機材やアイテムが知りたい
こんにちは!お金、お魚、旅行大好き1億円夫婦です
この記事は、これから海水魚やサンゴ飼育を始める方に向けて、「必要な物」「オススメの機材やアイテム」をまとめたものです
我が家は何を隠そうアクアリウムの超ド素人でした
・メダカの飼育スタート、水道水に入れて1日で☆に
・色々な熱帯魚を飼育するも水槽崩壊して9割が☆に
・現在3本の水槽で海水魚40匹、熱帯魚100匹、サンゴを多数飼育
超ド素人だったからこそ「海水ってどうやって準備するの?」「プロテインスキマーって何?」など機材や消耗品の1つ1つにつまづきました
実際に使ってみてわかったこともたくさんありますので、これから始める方がつまづいたときの参考になるよう解説をしていきます
必須アイテム
水槽&ろ過フィルター

色々種類はありますが、我が家のオススメは90cmオーバーフロー水槽です
水槽サイズは様々ですが、規格水槽は以下の通りです(水量は、幅×奥行×高さで算出)
30cm | 幅30×奥行18×高さ24、水量13L |
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45cm | 幅45×奥行24×高さ30、水量32L |
60cm | 幅60×奥行30×高さ36、水量65L |
90cm | 幅90×奥行45×高さ45、水量182L |
120cm | 幅120×奥行45×高さ45、水量243L |
180cm | 幅180×奥行60×高さ60、水量648L |
規格水槽の他にも、3辺の長さが同じ「キューブ型水槽」や、奥行と高さを同じにした「ワイド型水槽」、その名の通り形が円柱の「円柱水槽」などがあります
どのタイプにするかは好みになりますが、規格水槽の方が安いです
ろ過フィルターにも種類があります
種類 | 説明 |
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外掛け式 | ろ過能力 水槽の淵に引っ掛けるタイプ ○最も安い ×大きな水槽は不向き、塩だれに苦労する |
上部式 | ろ過能力 水槽の上に置くタイプ ○コスパが高い ×見た目が悪い、掃除やライトの邪魔 |
外部式 | ろ過能力 水槽の外に置くタイプ ○見た目がスッキリ、コスパが高い ×酸素不足になりやすい、掃除が面倒、油膜が貼りやすい |
オーバーフロー式 | ろ過能力 キャビネット内にサンプ(ミニ水槽)を置くタイプ ○最もろ過能力が高い、機材が隠せて水槽内が綺麗 ×価格が高い、落水音がする |
海水魚・サンゴ飼育ではオーバーフローが最適と言われています
お金に余裕があればオーバーフローが間違いないですが、価格が高いです
我が家が使っているのはコスパ最強アールズアクアさんの90cmオーバーフロー水槽で、人気のRedSeaさんより15万円近く安いです
海水の素&カルキ抜き
熱帯魚と違い、海水魚、サンゴ飼育では海水が必要になります
海水の用意の仕方は3パターンあります
・天然海水を自分で汲む
・天然海水をショップで購入する
・人工海水の素を購入して作る
主流は「人工海水」です
必要な栄養も考えて作られており場所も取りませんので、よほど拘りがなければ人工海水の素を用意しましょう
カルキ抜きも含まれた海水の素もあり、我が家で使っている「インスタントオーシャン」もそのタイプです
箱買いしていますが、4袋で小分けになっていて使い勝手がいいです
いきなり箱買いはちょっと、、、という方向けに少量もあります
カルキ抜きが含まれていない海水の素を利用する場合は、カルキ抜きも用意しましょう
ウールマット

ウールマットは糞や残餌などをキャッチする役目があります
基本的には価格が高い物の方が高性能な傾向がありますが、高性能過ぎるとすぐに目詰まりして水が溢れます
我が家は洗う手間も考えて、格安の徳用を週1〜2回交換しています
ろ材
ろ材の役割は、生物ろ過(水を綺麗にする)を行うバクテリアを定着させるためにあります
色んな種類がありますが、我が家が使っているのはコチラ
ライブロック
ライブロックはサンゴの骨格が風化したもので、たくさんの役割があります
熱帯魚飼育との大きな違いの1つで、海水魚飼育がおもしろいと感じる要素の1つです
・お魚達の隠れ家、住処
・バクテリアの定着
・サンゴの土台
・鑑賞性UP
このライブロックをいかに自分好みに美しくレイアウトするかは、マリンアクアリウムの醍醐味です
色んな方の水槽を参考にしながら自分好みに仕上げていきましょう♪
また、ライブロックには人工と天然がありますが、初心者は人工をオススメします
天然のライブロックには色々な生物が付着していますが、中には海水魚飼育にとって害となる生物もいます
例えば、お魚を捕食するシャコや倒しても倒しても増殖して見た目が悪くなるカーリーなど・・・
これらを持ち込まないために、「キュアリング」という作業を行いますが、完全に取り除くのは不可能です
すでに色々な生物を持ち込んでしまった水槽なら天然も有りですが、初めて立ち上げる場合は人工を強くオススメします
水流ポンプ
水槽内に水流を作るポンプも非常に重要な役割があります
・水槽内の水を循環させる
・水中に酸素を取り込む
・お魚の運動
・サンゴに付着したゴミを落とす
大きな役割は、水の循環です
水の動きがないところでは硫化水素などお魚に害のあるものが発生する可能性もありますし、水が汚れてしまいます
上手く水を循環させるために、どこに付けるかはアクアリストによって考え方が様々です
我が家はオーバーフロー管とは反対側で上向きに設置しています
反対側に置くことで、オーバーフロー管から出てくる水とポンプの波がぶつかり、水流が不規則になります
上向きにしているのは水面を揺らして酸素を水中に取り込むためです
海水は酸素が溶けにくいため、酸素を確保するのは非常に大事になりますので、参考にしてみてください
循環ポンプ
オーバーフロー水槽の場合、水を循環させるポンプが必要になります
水がたくさん循環するほど綺麗な水となりますが、1時間で5回前後水槽内の水が入れ替わるのが目安かなと思います
90cmオーバーフローの場合200L近くありますので、1時間で5回転させようと思うと1,000Lです
ポンプは色々なメーカーが出していますが、安価なポンプでパッケージの性能が出ないなんてことにならないように、大手メーカーがオススメです
我が家が使用しているのはカミハタさんのRioです
周波数が地域によって違いますので、購入時はお住まいの地域の周波数を調べて買いましょう(概ね関東が50Hz、関西が60Hz)
ライト
ライトの役割も色々あります
・昼夜を作る
・鑑賞性UP
・生体のエネルギー(サンゴなど)
海水魚水槽は熱帯魚水槽にはない美しさがあります
それを担っているのが、あのブルーを表現しているライトです
ライトも拘りだすと色々ありますが、初心者はコスパや扱いやすさからLEDをオススメします
お魚にも昼夜があり、ライトのオンオフで昼夜を作ってあげることでしっかり睡眠を取り元気な状態にすることが出来ます
ライトを消すとみんな寝床に就寝しにいきますが、エビなどは逆に夜間うろうろしていたりします
海水魚の場合は鑑賞性だけでライトを選んで問題ありませんが、サンゴを飼育する場合は光量や照射範囲などを考慮する必要があります
サンゴは太陽光をエネルギーの1つとしていますが、浅場のサンゴと深場のサンゴでは必要な光量が違いますし、綺麗なサンゴに色揚げするには光の波長なども拘る必要が出てきます
餌

飼育するお魚の種類によりますが、難しい種類でなければ基本的にはなんでも食べます
ハギのような植物性を好む種類や、沈殿タイプじゃないと食べられない種類などいますので、我が家は4種類あげています
水平器
水槽は必ず水平な場所に置かないといけません
水平でないところに置くと、荷重が偏りキャビネットや床を破損させる恐れがあります
90cm水槽の総重量は200kg近くになりますので、必ず水平器で水平かどうか確認しましょう
水温計
お魚は一日に3℃も4℃も水温が変わると体調を崩す可能性があります
水温を一定に保てているか確認出来るよう水温計を必ず設置しましょう
デジタルとアナログとあり、アナログの方が精度が高そうな気がしますが、デジタルの方が精度が高いという主張もあります
見た目はデジタルの方が圧倒的に見易いと思いますし、水槽の外に出せるデジタル水温計はコケ掃除をしなくていいので便利です
アナログはコケが付いてきて見辛くなるので結構面倒だったりします
塩分濃度計
海水を作る場合、比重や塩分濃度を計ります
そもそも比重って何?という方向けに一言で言うと「1気圧4℃の水よりその物質が何倍重いか?」というものです
うーん、よくわからん!と思われた方
比重は水温の影響も受けるため初心者は塩分濃度計で塩分を計ることをオススメします
一応お話しておくと、よく比重1.023が良いと言われていますが、これは海水温度が25℃の場合の話です
比重は海水温度の影響を受けますので、適正値を保つのは難しく、塩分濃度を計る方が簡単で初心者には効果的だと思います
バケツ

(画像出典:楽天市場 CEPPO WEB SHOP)
わざわざ必要な物として挙げる必要ある?と思われた方
バケツを侮ることなかれ!
我が家は100均のバケツで水換えをしていましたが、10Lの水を入れると形がひしゃげて取っ手が壊れました
アクアリウム専用のバケツに替えてその頑丈さにビックリ
水量がわかるメモリが付いてあったり、注ぎ口があったりと痒いところに手が届いて1,000円ほどです
我が家イチオシアイテムの一つです
耐震グッズ
地震が起きた場合、何も対策していない水槽は悲惨なことになります
中の生体が☆になるだけではなく、浸水したりガラスが砕け散ったり・・・
必ず対策をしましょう
ヒーター
冬場の水温を一定に保つ必須機材です
物も小さく、価格も安価なので購入をオススメします
一方夏場はクーラーがいりますが、クーラーは人間用のクーラーで部屋ごと冷やすという手段も取れます
我が家は水槽が3本あり、全部にクーラーを付けるより部屋ごとクーラーで冷やしています
温度管理に気を使うサンゴなどを飼育していたらクーラーを購入した方がいいですが、水槽用のクーラーから出る熱風で部屋が熱くなるなどデメリットもあります
硝酸塩除去剤
これはなくてもいいんですが、我が家のようにたくさんの生体を飼育するなら超オススメです
亜硝酸塩、硝酸塩といったお魚に有害なものを取り除いてくれるお薬で、大手RedSeaさんから販売されています
これを入れる前は硝酸塩20ppmを下回ることがなかったのですが、入れてからは5ppm未満を維持しています
生体がたくさんの我が家では手放せないアイテムです
プロテインスキマ―
プロテインスキマーは海水魚やサンゴ飼育専用の機材です
泡の力で汚れを物理的に濾し取り、水質を向上させることが出来ます
なくてもなんとかなりますが、あればその分水質が向上し、飼育出来る生体の数も増えますので購入をオススメします
値段はピンキリですが、以下の記事で我が家の使っているプロテインスキマーをご紹介しておりますので、参考になれば幸いです♪
殺菌灯
読んで字の如く、菌を殺す機材です
殺菌灯は賛否両論ありますが、我が家は必要派です
過去に白点病でナンヨウハギを☆にしてから導入しましたが、以下のメリットが気に入っていて使い続けています
・菌を減らせる
・水の透明度が上がる
・コケが減る
殺菌灯さえあれば病気にならない!というわけではありませんが、ないよりあった方が数を減らせるのは間違いありません
我が家は水の透明度が上がるのが気に入っていて、こちらの効果が目当てで使い続けています
オススメの殺菌灯はコチラ
ナンヨウハギが白点病で☆になった時のお話はコチラ
底砂
底砂は見た目が美しくなる効果もありますが、生体によっては必須となる場合もあります
例えば砂に潜って寝るイエローコリスや、砂の中の微生物を食べるベントスハゼなどがいます
粒の大きさも大小色々ありますが、目が細ければ細かいほど・・・厚くしけば厚くしくほど・・・そこは水の流れが悪くなり有害な硫化水素を生み出しますので注意が必要です
粒の大きさにもよりますが、5cm以上敷くと危険性が高いので、我が家は頻繁に掃除しています
硝酸塩試験薬
お魚に有害な硝酸塩や亜硝酸塩濃度を計る薬です
試験薬を使うことで、自分の水換え頻度や飼育しているお魚の数が適切かわかります
硝酸塩が高ければ水換え頻度を増やさないといけないですし、お魚を追加することが難しいということがわかりますので、是非手元に置いておきましょう
大手RedSeaさんのテスターがよく使われます