・メガバイトレッドがあれば間違いない
・ハギ類を飼育するならひかりプレミアム海藻も欲しい
・白点病など病気対策にメディマリンもオススメ
海水魚の餌はたくさん種類がありますが、餌選びはめちゃくちゃ重要です
餌をよく食べて丈夫な体作りをすることが病気の予防に繋がりますし、そもそも淡水魚と違って海水魚は餌付けが難しい種類も多いです
我が家は20種類ほどの海水魚を飼育していますが、以下の方法で餌やりをしています
・4種類の餌を
・決まった時間に
・決まったところから
・合図を出しながら与える
この方法で餌付けや病気にあまり苦労することなく飼育が出来ていますので、1つの方法として参考にしてみてください
使っている4種類の餌

お魚によって好みの餌が異なります
味はもちろん、味以外でも好みが分かれます
・動物性 or 植物性
・浮上タイプ or 浮遊タイプ or 沈殿タイプ
・餌の大きさや形(粒、フレーク等)
・人工餌 or 冷凍餌 or 活き餌
例えばスズメダイやハナダイ・ハナゴイ系は水面に浮かぶ餌や水中を漂っている餌は食べますが、沈殿したものは食べません
逆にジョーフィッシュやハゼは水面まで食べに行きませんが、水中を漂う餌や沈殿した餌も食べます
冷凍餌や活き餌は手間がかかること、水が汚れやすいこと、人工餌の方が食いつきがいいことから我が家は人工餌しか与えていません
色々試行錯誤した結果、我が家は次の4種類の餌を使っています
ひかりプレミアムメガバイトレッド
タイプ | 動物性 |
---|---|
浮上性 | 浮上&沈殿 |
形状 | 粒 |
観賞魚飼料のパイオニア「キョーリン」さんが販売している最もメジャーな海水魚の餌です
食いつきの良さを追求した餌で、取りあえずこれをあげておけば大体のお魚は食べます
ひかり菌という生菌剤が配合されていて、腸内活性、消化吸収改善、体調改善の効果を謳っています
粒の大きさが異なる3種類(S、M、L)が販売されています
スズメダイなど小さめのお魚ならS、ヤッコやハギなど大きめのお魚ならMがオススメです
水面に落とすと浮かびますが、スポイトで水中に撒くと沈殿します
ひかりプレミアム海藻
タイプ | 植物性 |
---|---|
浮上性 | 浮上&沈殿 |
形状 | 粒 |
同じくキョーリンさんが販売している植物性の餌です
海藻が約70%配合されている餌で、ナンヨウハギやキイロハギといった植物性の餌が好物のハギ類が物凄い勢いで食べます
粒餌の大きさで2種類(S、M)が販売されています
メガバイトレッド同様、水面に落とすと浮かびますが、スポイトで水中に撒くと沈みます
水分を含むとふやけて粒ではなく海藻のようになり少し水中を漂いますが、その前にハギ類に食べつくされます
ハギ類は動物性でも何でも食べますのでなくても問題ないですが、元々は植物性なので体作りや色揚げをよくするためにも与えるといいそうです
効果はわかりませんが、確かに1番食いついていますので、ハギ類を飼育される方にはオススメです
ただし1つ欠点があり、与えすぎると水が臭くなります
メイン使いではなく、少量を他の餌と一緒に使う感じがオススメです
シーライフ シュアー
タイプ | 動物性 |
---|---|
浮上性 | 浮上&沈殿 |
形状 | 粒 |
3つ目は、マリンテックさんから販売されている、メガバイトと並んでメジャーな「シーライフ シュアー」です
こちらも非常に食いつきがいいとの口コミがあり、我が家も試しました
クマノミやデバがかなり食いついている印象ですが、1番嬉しかったのはメガバイトをあまり食べないジョーフィッシュの食いつきが良かったことです
ジョーフィッシュは巣穴付近で餌を待ち伏せしますので、水面に浮上する餌は食べず、かと言って沈殿したものには見向きもしません
水中に浮遊している餌しか食べないのですが、メガバイトがいい感じで浮遊してくれず困っていました
そんな時にシュアーをあげたらよく食べていて、それから愛用しています
それから、缶の口が結構広いのでスプーンですくいやすいです
メガバイトは缶の口が狭すぎて、スプーンを取り出すのに苦労しているので何とかして欲しいです
メディマリン
タイプ | 動物性 |
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浮上性 | 浮上 |
形状 | 粒(というより粉) |
最後は我が家で1番重要な餌「メディマリン」です
日本動物薬品さんが販売している餌で、ラクトフェリンという母乳にも含まれている成分が配合されているのが最大の特徴
ラクトフェリンが配合されていると何かいいことがあるのか?
ラクトフェリンは白点病予防になると言われています
我が家が知ったのも、ナンヨウハギが白点病になって調べている時に、老舗海水魚ショップ「日海センター」さんの白点病予防のブログ記事でした
日海センターさんはラクトフェリン配合餌を販売されていて、それを使って白点病が治ったという方のブログ記事も見ました
日海センターさんは治療ではなく予防として効果があると記載しており、その言葉通り我が家は治療段階での使用だったため残念ながら効果はありませんでした
白点病対策にはあわせて殺菌灯もオススメです
とは言え予防として出来ることはやりたいと思い、手軽に餌として与えられるメディマリンを使い始めました
メディマリンを使いだしてからの2代目ナンヨウハギは、度重なる白点病を全て乗り越えて今も元気なので、効果があると考えています
メディマリンは主食ではなく、あくまで病気予防のサプリみたいな感じで使っています
なお、沈殿性と謳っていますが、あまり沈まず水面に浮かびます
餌付けは同じ時間同じ場所から
お魚の中には餌付けが難しい種類や個体がいます
今まで飼育した中では、ハナダイ・ハナゴイ系、ジョーフィッシュ系は餌付けが難しかったです
いずれも水槽導入時に隠れてしまうタイプですね
弱る前に餌付けする必要がありますが、近くに餌を落としても隠れて出てきません
そんな時に我が家が実践したのは、以下の餌付け方法です
・決まった時間に
・決まったところから
・合図(水流ポンプを止め、スポイトで一度ブクブクさせる)を出しながら与える
毎日繰り返すことで、お魚が餌のトリガーを覚えます
同じ場所から与えていると、そこに立っただけで寄ってくるようになります
それを同じ時間帯に行い、水流ポンプを止めるという動作も加えて、餌のトリガーを強調します
賢いお魚で合図がないとよってこない子もいます
先住民のお魚達が覚えて餌のタイミングに群がるようになってくると、隠れている子達も「安全なんだ」と思うようになり、何度か見せていると出てきて一緒に食べだします
これをやりだしてからは、新しく導入した子もすんなり餌付けが出来ています
オススメの方法なので試してみてください♪
餌やりはお魚を観察する至福の時間
餌をあげている時はどんなお魚も水槽前面に出てきて観察が出来ます
この時間に1匹ずつ眺めて、いつもと様子が違う子がいないか確認したりしましょう
餌を食べているときのお魚は生き生きしていて、見てて飽きません
今日紹介した4種類の餌はどれも良く食べてくれますので、是非使ってみてください♪