アクアリウム

オトメハゼはコケ掃除のプロだけど、レイアウトを壊すのもプロ

・オトメハゼがいれば底砂が茶色くなることはない

・底砂を掘ったり、盛ったり、レイアウトはめちゃくちゃになる

・サンゴや貝などに砂をかける

全世界のアクアリストを悩ますコケ

壁面は掃除道具で簡単に掃除出来ますが、底砂はそうもいきません

底砂掃除と言えばナマコマガキガイですが、我が家が一番掃除能力が高いと思うのはベントスハゼです

ベントスハゼ1匹いるだけで、我が家の90cm水槽で底砂が茶色くなったことはありません

そんなベントスハゼを飼育してみた感想をご紹介

砂を食べる!?ベントスハゼってこんなお魚

ハゼは大きく遊泳ハゼベントスハゼに分けられます

遊泳ハゼの一種ハタタテハゼ

遊泳ハゼは読んで字の如く泳ぐタイプのハゼで、ベントスハゼは下層で砂を口に含み微生物を食べるハゼです

砂だけエラから排出するというおもしろいお魚です

このベントスハゼが底砂を口に含むことで、底砂にコケが繁殖することなく綺麗な底砂を保つことが出来ます

暇さえあれば砂をパクパクしています

底砂のコケ対策では最強

我が家は90cm水槽ですが、マガキ貝3匹では茶苔が発生してしまいました

ナマコは試したことがありませんが、見た目がNGなので効果があってもちょっと・・・

ということでベントスハゼのオトメハゼを一匹導入したところ、一切茶苔は発生しなくなり常に綺麗な底砂になりました!

底砂を綺麗にする目的ならオススメです

レイアウトはめちゃくちゃになる

こちらは我が家のオトメハゼが作成した盛土

底が見えるぐらいまで穴を掘ったり、逆に10cm以上の山を作ったり彼の作品は毎日あちこちに出来ます

レイアウトはめちゃくになるのでその点は覚悟して購入が必要になります

また、ライブロックを砂の上に直置きしている場合、ハゼが底砂を掘った際にライブロックが傾いたり最悪倒れることもあります

我が家でも水槽のガラス面に「コツン」として焦ったことがありました

ライブロックは底砂に直置きしないことと、しっかり固定することをオススメします

カミハタさんの新商品の接着剤が、簡単にしっかり固定出来てオススメです


 

サンゴや貝などに砂をかける

下層に置いてあるサンゴや貝などは砂をかけられるので、この点も注意が必要です

ヒメシャコガイなど砂に埋められたこともありました

スポイトで飛ばしてあげればいいのですが、頻繁にかけられるので結構面倒です

下層には置かないか、諦めてスポイトで飛ばすしかないです

オススメのベントスハゼ「オトメハゼ」

我が家のオススメはオトメハゼです

体側にオレンジの模様が入っているのが気に入っています

とぼけた顔でぼーっとしているのを見るのは癒やされます

飼育は簡単だけど、混泳は注意

餌付けなど飼育はとても簡単ですが、混泳には注意が必要です

基本的に砂を掘ってそこを住処にしますが、縄張り意識が強く近づくお魚を追い払います

特に同じハゼとは相性が悪く、我が家はハタタテハゼがかなりいじめられました

長い時間をかけて混泳出来るようになりましたが、いじめられる可能性は高いです

他にはナンヨウハギとよく喧嘩していますが、どちらも一歩も引かないので実力拮抗で混泳出来ています

スズメダイ系、ハナダイ系、ベラ系は特に問題なく混泳出来ています

オトメハゼは最強の掃除屋さん

少し問題点もありますが、掃除能力はピカイチです

また、砂をパクパク食べたり、穴を掘ったり盛土を作ったり、見ていて飽きないお魚です

下層を泳ぐお魚ですので、下層が寂しい水槽にもオススメです

飼育は簡単なので一度トライしてみてください♪

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