・海水魚やサンゴの飼育を始めたいけど、難しそうだと思っていませんか?
・飼育を始めたけど、わからない事があって困っていませんか?
こんにちは!お金、お魚、旅行大好き1億円夫婦です
我が家は趣味でマリンアクアリウム(海水魚やサンゴ飼育)をやっています
自宅でプチ水族館を味わえる癒しの趣味でオススメです
ただ、熱帯魚と違って飼育に関する情報が少なく、初心者時代はわからない事だらけでした
そこで!初心者時代に疑問だったことに対して、安定して飼育出来るようになった今の自分がQA形式でお答えをしていこうと思います
今も疑問は常にありますので、解決する度にQAへ追加していこうと思います
これから始める方の参考になり、少しでもマリンアクアリウム人口が増えると嬉しいです
では、早速いってみましょう!
熱帯魚と海水魚の違いは何?
水道水にメダカを放り込んだド素人の我が家、そもそも熱帯魚と海水魚の違いからわかっていませんでした
そんな我が家と同じレベルの方がいた時のために、お答えしましょう!
熱帯魚は「川や池など淡水に暮らす魚」、海水魚は「海などの海水に暮らす魚」です
一部の種類は両方を行き来したりしますが、基本はどちらかです
勿論飼育するためには、熱帯魚はカルキ抜きした水道水で問題ないですが、海水魚はそこに専用の塩を混ぜて海水を作る必要があります
熱帯魚より難しい?
人によって意見が違いますが、実際にやってみた感想としては「飼う種類によりますが、海水魚の方が難しい」です
海水魚が熱帯魚より難しいと感じたのは以下の通り
・餌付けが難しい個体がいる(人口餌を食べない種類も)
・全体的に熱帯魚より気性が荒い(混泳が難しい)
・一度水槽に入れたら、治療や喧嘩時の隔離で取り出すのが困難(めちゃ速い&ライブロックに隠れる)
熱帯魚で餌付けに困ったことはないですが、海水魚には難しい種類がいます
サンゴも種類によっては硝酸塩(餌や生体の排泄物によって発生する有害なもの)を0にするのが望ましい種類もいたりしますが、熱帯魚は多少の硝酸塩なら問題なく飼えます
逆に熱帯魚より楽な面もあります
・プロテインスキマー(汚れを取る機材)など、熱帯魚では使えない機材が使えて水質管理が楽な面もある
・機材がある程度整っていると熱帯魚より安定する
・水質が安定していると熱帯魚ほど病気にかからない
書いてることはほぼ同じですが、機材を整えれば病気にならず水質維持も比較的簡単だと思います
水替えをほとんどしないマリンアクアリストの方とかいますしね
いずれにしても飼育する種類によってどちらが難しいかは変わると思います
それから我が家は熱帯魚の方がよく病気になって☆になります
海水魚で病気になったのはナンヨウハギぐらいで、大体いじめか餓死です
水換えや掃除は大変?
海水魚って水換えが大変そう・・・掃除もめんどくさそう・・・
我が家が初心者時代に感じていたことですが、皆さんもそう思っていませんか?
確かに何も手がかからないわけではないです
実際に我が家が海水魚飼育でやっているのは以下のような作業です
・毎日2回の餌やり
・週1回の水換えと掃除
・年に1回消耗機材の交換
どうでしょう?大変そうだと感じましたか?
「え、週1回も水換えしないといけないの??」と思われた方もいるかもしれませんし、「なんだこれだけか!」と思われた方もいるかもしれません
これは我が家の話で、水換え頻度などは飼育するお魚の数や種類、機材などによって変わります
中にはまったく水換えしないでいい水槽を作っている方もいますし、綺麗な珊瑚に色揚げするために毎日水換えしている方もいます
でもこれって犬や猫と同じで、ペットを飼育する以上何かしらのお世話はいりますよね?
お散歩やブラッシング、遊んであげたり糞の始末などなど
我が家も犬を飼っていたことがありますが、家の中に毛やら排泄物を落とされ苦労しました
お魚は水槽の中で完結しますので、我が家にとってはすごく快適で楽だと思っています
この辺は人によるかもしれませんね
始めるのにいくらかかる?
水槽サイズや揃える機材のグレードでかなり変わりますが、参考までに我が家は約30万円かかりました
ただ、数万円から始めることが出来る簡易セットなどもありますので、2匹ぐらいで取りあえず始めてみるのも有だと思います
初心者は「?」かもしれませんが、我が家が購入した中で高かったものは以下です
水槽 | 8万ぐらい。90cmオーバーフロー&キャビネット。 |
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プロテインスキマー | 5万ぐらい。ベンチュリー式。 |
ライブロック | 5万ぐらい。15kgぐらい水槽に入っています。 |
殺菌灯 | 2万ぐらい。ナンヨウハギが白点病になってから購入。 |
LEDライト | 2万円ぐらい。ブラックボックスというライト。(中華製) |
お金はかかりましたが、個人的には90cmオーバーフローでスタートして良かったなと思っています
熱帯魚のときもそうでしたが、結局生体を増やしたくなるんですよね
水量が多い方が水質管理も楽です
30cmだと頻繁に水替えが必要になりますので、結果的に手間がかかります
海水は台所にある塩を使って作ればいいの?
私は最初これから台所の塩いっぱい買わんとあかんな~とか考えていましたが、夫に専用の素があるんじゃない?と言われてびっくりした記憶があります
海水ショップやネットで海水を作る素が売っていますので、それを水に溶かして作ります
素じゃなくて海水そのものも売っていますが、重いし場所取るので素がオススメです
台所の塩で作ったことはありませんが、ミネラルなど海水魚やサンゴに必要な栄養が考えられている専用の素を買って使いましょう
ファインディングニモを再現するにはどうしたらいい?
映画で一躍有名魚(?)となったニモこと「クマノミ」とドリーこと「ナンヨウハギ」
どちらもショップでは高確率でお目にする魚ですが、少し注意が必要です
まずクマノミの注意点です
・ペア意外は喧嘩する(性転換するので2匹購入してペア化がオススメ)
・イソギンチャクとの共生はかわいいが、イソギンチャクの飼育難易度は非常に高く、初心者には不向き
特にイソギンチャクの飼育は覚悟が必要です
ポンプなどに絡まって☆になり、その際毒をまき散らして水槽崩壊なんてブログもちょこちょこ見かけます
我が家は怖くて飼っていませんが、それでもやる!という方は「ハタゴイソギンギンチャク」が高確率でクマノミが共生するのでオススメだそうです
次にナンヨウハギの注意点です
・病気にかかりやすい(特に白点病は頻繁にかかる)
・成長速度が速い
・大きくなると少し気性が荒くなる
我が家は初代ナンヨウハギが白点病をきっかけに衰弱して☆にしてしまいました
2代目は順調に飼育出来ていますので、白点病の対処さえ間違えなければ簡単です
ニモとドリーの注意点を書きましたが、どちらも非常に飼育は簡単ですし、値段もお手頃です
混泳も割と幅広いのでオススメです
水槽の大きさはどれぐらいがいいの?
初心者が始める場合のサイズとしては以下が選択肢になるかと思います
30cm、45cm、60cm、90cm、120cm
購入する生体数や他の機材との兼ね合いなど、人によってベストな選択は異なりますが、個人的には可能な限り大きいサイズをオススメします
30cmや45cmは飼育可能な生体数が数匹に限られますし、よく泳ぐお魚や大きくなるお魚も窮屈になります
機材も基本は水槽内に入れたり、水槽の淵に引っ掛けることが多いので見た目がごちゃごちゃします
60cmを超えてくると少しゆとりがでますが、個人的には90cm以上をオススメします
更にオーバーフロー水槽というものにすれば、キャビネットの下に機材をしまえてすっきりしますし、水質もかなり安定させやすいです
オーバーフロー水槽のオススメはコチラ
めちゃくちゃコスパがいいので、予算が足りないけどオーバーフローを試したい方にはオススメです
大きな水槽を置いても床は大丈夫?
90cmのオーバーフロー水槽ともなると水を入れた際の重量は200kgを超えてきます
一方で、建築基準法上は1平方メートル当たり180kgとされています
ただし、これはあくまで最低であって、実際にはもっと余裕を持って作られています
体重60kgの人が3人集まったら床が抜ける!なんて状態じゃ住めないですもんね
とは言え、マンションの規約を確認したり、管理会社への確認はしておいた方がいいでしょう
我が家も確認しましたが問題ないという回答でした
戸建の場合は床の増強なども出来ますので、相談してサイズを決めるといいかと思います
プロテインスキマーって何?必要?
プロテインスキマーとは、微細な泡で汚れを濾しとる機材です
淡水では使えませんが、海水では使用することが出来、水質向上に役立ちます
必須ではありませんが、我が家は絶対購入をオススメします
メリットは以下の通りです
・汚れを除去して水質が安定
・酸素を供給
・硝酸塩除去剤と相性抜群(酸欠、バクテリアの過剰繁殖を除去)
あれば確実に水質維持の助けになりますし、飼育出来る生体数も増えます
意地でも安く抑えたいという方でも、水替えのコストもバカにならないため、結局頻繁に水替えするより安くなるかもしれません
サンゴは飼わないし、クマノミだけ飼うなど、飼育数と種類が限られてもいい方は購入しなくてもいいと思います
我が家は最初購入しませんでしたが、硝酸塩が10ppmから下がらずお店に相談して半信半疑で導入をしました
導入後は10ppmを始めて下回り、確実に効果はありました
週2水替えを週1に減らしましたが導入前より硝酸塩は低かったので、水替え作業を1回減らせただけで価値がありました
ちなみに我が家が使っているプロテインスキマーはコチラ
殺菌灯って何?必要?
殺菌灯とは、読んで字の如く菌を殺す光を照射する機材です
水筒みたいな筒に水を通し、紫外線で「良い菌」も「悪い菌」も殺します
殺菌灯はアクアリストの中でも、「必要派」と「不要派」が分かれている印象が強いです
我が家は必要派です
元々殺菌灯を付けていなかったのですが、初代ナンヨウハギが白点病にかかってしまった際に、水換え作業を毎日しても調子を取り戻せず、最終的に☆にしてしまった経験から購入しました
殺菌灯を付けたら「白点病にかからない」というものではないですが、「増殖を抑える」効果は絶大だと思います
殺菌灯を付けてから飼育した2代目ナンヨウハギは毎週白点病にかかっていましたが、付いても3つぐらいですぐ取れてまた付いてを繰り返していました
周りのお魚に広がったり、粉を吹くほど白点だらけになることは基本ないです
一度だけ硝酸塩除去剤の分量を間違えた時期に水質が悪化し、ナンヨウハギが粉を吹くほど白点だらけになったことがあります
それでも殺菌灯のおかげで、水質が安定していくにつれ白点が減っていき、元気に成長していますので購入して良かったと思っています
あと、コケの菌も殺すのでコケ発生の抑制もされますし、水の透明度も劇的に上がります
白点病対策でもありますが、最近はこっちの方が重要だと思っています
我が家が使っている殺菌灯はコチラ
スマホで綺麗な写真を撮るにはどうしたらいい?
アクアリストは皆さん経験があるかと思いますが、青いライトを付けている水槽をスマホで撮影すると綺麗に撮ることが出来ません
そんな悩みを解決するのが「コーラルレンズ」という商品
青みを消して綺麗に撮影することが出来ます
値段は数千円~数万円とピンキリですが、安い物でも十分綺麗に撮れますので、お金に余裕がない方はここより他にお金をかける方がいいです
おすすめの海水魚が知りたい!
我が家で飼育したお魚のご紹介はコチラ
初心者向けにオススメ順で紹介しています