アクアリウム

ジャイル式で水槽に理想の水流を!maxspectの水流ポンプを使ってみた

サンゴを飼育する上で重要なのが、「光」「水流」「水質」「餌」ですが、この内水流を作り出す機材が「水流ポンプ」です

水流作りが超下手な我が家、これまで水流が原因で溶かしたサンゴは数え切れません

水流に悩んでいた時にショップの店員さんにおすすめされたのが、「ジャイル式」と呼ばれる高機能な水流ポンプです

今日は我が家で使っている大手アクアリウムメーカーのmaxspectさんが出しているジャイル式水流ポンプをご紹介します

ジャイル式水流ポンプとは?

水流ポンプは大きく分けるとプロペラ式ジャイル式があり、主流なのはプロペラ式ですが最近はジャイル式が流行っています

一言で例えると、プロペラ式=「扇風機」、ジャイル式=「エアコン」です

<プロペラ式の特徴>

○比較的安価

○場所を取らない

✕ 中心の水流が強くねじれた水流のため、サンゴへの直撃はNG

✕ 水流が単調になりやすい

✕ 水流が放射線状に拡散するため、水槽全体に行き渡らない

<ジャイル式の特徴>

○直線で棒状の幅広い水流のため、水槽全体に均等に分配される

○水槽全体を掻き回せる

○1台で2台分の水流が作れる

△置き場所に横幅が必要

✕ 比較的高価

棒状の幅広い水流で水槽を掻き回せる

ジャイル式最大の特徴は、プロペラ式のねじれた水流(自然界に少ない)と異なり、直線的で棒状の幅広く均一な水流を作れる点です

(出典:Maxspect公式HP)

プロペラ式は中心の水流が強く、拡散性が高いため水槽の反対側に届く頃には水流が弱くなる特徴があります

そのためサンゴの置き場所に配慮が必要かつ、水槽全体を掻き回すには不向きで、複数台設置している水槽もよく見ます

ジャイル式は1台でも水槽全体を掻き回すことが出来るため、デトリタス(微生物の死骸や排泄物)が溜まりにくくなりますし、水流も均等なためサンゴの置き場所もプロペラ式ほどの配慮は不要になります

ランダムな水流を作れる

(出典:Maxspect公式HP)

ジャイル式は左右で向きを変えたり、正回転と逆回転に切り替えたり出来るため、プロペラ式1台に比べてよりランダムな水流が出来ます

モードも色々あり、我が家で使っているMaxspectのMJ-GF2Kでは以下のモードがあります

名前の通り強弱をランダムに切り替えてくれる「ランダムモード」もありますし、プロペラ式にはない正回転と逆回転を切り替える「交互ジャイルモード」があります

(出典:Maxspect公式HP)

MaxspectのMJ-GF2Kがコスパ最強

(出典:Maxspect公式HP)

ジャイル式は大きく2社から発売されています

ジャイル式を開発したMaxspectさんと、そのMaxspectさんとクロスライセンス契約(お互いの特許を利用出来る契約)を結んでいるReadseaさんから同様の商品が出ています

MaxspectさんのXFシリーズ(上位機種)とRedseaさんのジャイル式は5〜6万円と、中々のお値段します


そんな中でMaxspectさんのGFシリーズは3万円と約半額でジャイル式を手に入れることが出来ます


<GFシリーズと他のジャイル式との主な違い>

・アプリ操作が出来ない

・静音性、耐久性が上位機種より劣る

・1つのコントローラーで複数台操作可能

使ってみて感じたのは、「アプリ操作はなくても困らない」「静音性は出力を上げると確かにうるさいですが、出力50%までなら静か」です

上記以外にも細かい違いはありますが、個人的には2〜3万円安いGFで十分大満足です

GFシリーズには2Kと4Kがあり、我が家は2Kを90cm水槽に使っていますが、最大出力にしなくても水槽全体をかき回せています

(出典:Maxspect公式HP)

ジャイル式でワンランク上の水槽を!

ジャイル式の良さは何となく伝わりましたでしょうか?

我が家も元々はプロペラ式で管理していましたが、一度ジャイル式を使ってしまったらもうプロペラ式には戻れません(笑)

そのぐらい目に見えて水槽の水流が変わりましたので、もし悩まれている方の参考になれば幸いです