アクアリウム

ドリーことナンヨウハギの飼育は難しい?飼育してみた感想や注意点

白点病はよくかかるが、対策すれば怖くない

・飼育は簡単だが、トラブルは多い

・おもしろ行動が多く、飼育していて飽きない

映画ファインディングニモで一躍有名になったドリーことナンヨウハギ

スピンオフ映画ファインディングドリーも出るぐらい人気のお魚です

我が家はアクアリウム始めたての頃、初代ナンヨウハギを☆にしてしまったことがあります

現在の2代目は順調に飼育出来ていますが、飼育には注意点がありますので、これから飼育してみたい!と思っている方や白点病で悩まされている方向けに、飼育した感想やポイントをご紹介します

ナンヨウハギってどんなお魚?

オススメ度
餌付け
混泳
相性の悪かったお魚 なし
価格 (4,000円前後)

ナンヨウハギはハギ(ニザダイ)の一種で、同じグループには同じく全身黄色で有名なキイロハギやパウダーブルータンなどがいます

青、黒、黄の3色入った観賞魚としてとても人気のお魚、ほとんどのショップで取り扱っています

価格は大体4〜5,000円程度で、500玉サイズぐらいなら2,000円程度で購入出来たりします

我が家には同じハギでキイロハギもいますが、キイロハギと違ってかなりユーモアのある行動をします

死んだふりをする

え!?死んどる!?

始めて見たとき本当にこう思いました

底に横たわるその姿は死んでいるようにしか見えませんが、なんと死んだふりをするのです

隠れ場所がなくなったりすると死んだふりをするのですが、水合わせ中にライブロックをどけたら横たわっていたのでビックリしました

ちなみに写真の時の彼は、穴の中にいるスカンクシュリンプにお掃除をしてもらいたくて、穴の前で死んだふりをして待っている様子です

最初は泳いで待っていたんですが、スカンクさんを驚かせないようにと、彼なりに試行錯誤した結果死んだふりに落ち着いたようです

その後アカネハナゴイが普通に掃除してもらっているのを見て、彼は死んだふりの効果がないことに気付いてやらなくなりました

狭い場所が大好き

我が家のナンヨウハギ君は、今すごいところで寝ています


いや、狭すぎん?

彼はベッドのように使っていますが、元々4cmほどの小魚が使っていた場所を、いつの間にか2倍以上でかいナンヨウハギ君が寝床にしていました

入る時も出る時もバタバタ苦労しながら出入りしています

外敵がきたら間違いなくやられるでしょう

とにかく狭い場所が好きなナンヨウハギ君

色んな隙間に挟まっていて、よく笑わされます

笑えるお魚はなかなかいないんじゃないでしょうか?本当に大好きなお魚です♪

飼育は意外と難しい

ユーモア溢れるお魚で本当にかわいい子ですが、飼育は意外にも難しいです

白点病には必ずかかると思った方がいい

ナンヨウハギと言えば白点病というぐらい、この病気にかかる可能性が高いです

かかるという前提で飼育する方が良いです

我が家は初代ナンヨウハギが白点病をきっかけに調子を崩して☆にしてしまいました

白点病は対処法を間違わなければ、そこまで怖い病気ではありません

我が家のように対処法を誤ると調子を崩す原因になりますので、無策で購入しないように気をつけましょう

2代目ナンヨウハギはその時の教訓から殺菌灯などの対策を行い、順調に飼育出来ています

ちなみに殺菌灯を付けてもしょっちゅう白点を付けています

我が家は基本的に白点病をなくすことは出来ないと考えていて、健康な体作りと白点を激増させない対策をしています

対策をしていても、水質が悪化した時に底砂を触って、体中白点だらけで粉を吹いたような状態になったこともあります

でも薬浴なんてしなくても治せました

水質管理と十分な餌やりが一番の対策ですので、過度に心配する必要はないです

大事なのは白点は出るもので、出たらすぐ隔離、すぐ薬浴ではないということです

成長が早く、大きくなる

ショップでは2、3cmの小さな個体から販売されていますが、自然界では20~30cmほどに成長します

水槽内でそこまで大きくなりはしないですが、いつまでもミニサイズではないです

我が家は2cmほどの個体を購入しましたが、半年で10cmほどまで大きくなりました

水槽サイズに合わせて体の成長も止まると言われることがありますが、遊泳性も高いためあまり小さい水槽で飼育するには向かないお魚だと思います

水面に飛び出して水槽下層にダッシュするという謎の遊びもしますので、個人的には60cm以上の水槽があった方がいいと思います

実は毒を持っている

こんなかわいらしい見た目で実はヒレに毒を持っています

食中毒に分類されており、食べない限り人間に影響はないと言われていますが、素手で触らないように注意しましょう

たまに水槽掃除中に尾ひれを向けて攻撃してきます(生意気、でもかわいい♪)

餌付けと混泳は簡単

ナンヨウハギの餌付けは簡単で基本は何でも食べます

ハギは草食性のため、植物性の餌の方が好んで食べます

我が家は4種類の餌をあげていますが、やっぱり植物性のひかりプレミアム海藻はめちゃくちゃ食べます

 

中にはレタスや海ブドウを上げているなんて方もいます

寝るときはライブロックなどの隙間に入り込んで寝ますので、ライブロックを用意してあげるといいと思います

ライブロックは天然より人口がオススメです

 

ライブロックを固定するにはカミハタさんから新発売された接着剤が簡単でオススメです

混泳はあまり問題ありませんが、同じハギは争う可能性があります

我が家はキイロハギがいますが、喧嘩したことはありません

よく喧嘩しているのはオトメハゼ

一方的に追い払っているのはフレームエンゼルアカネハナゴイデバスズメダイあたりです

ナンヨウハギが追いかけられるという構図は見たことがありません

サンゴとの混泳は問題ないどころか、サンゴにとって害となる藻を食べてくれるのでむしろプラスです

ユーモア溢れるナンヨウハギを飼育してみませんか?

少しでもナンヨウハギの魅力とその注意点がお伝え出来ましたでしょうか?

初心者が初めに手を出すお魚としては不向きですが、慣れてきて環境を整えてあげれば飼育は可能なお魚です

ナンヨウハギ自体はとてもかわいくユーモア溢れるお魚なので、是非トライしてみてください♪

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