初心者向けサンゴとして必ず名前が挙がるスターポリプ
我が家も2つ飼育していますが、他のサンゴと比べて間違いなく初心者向けと言えます
どの辺が初心者向けなのか?今日は入門サンゴのスターポリプをご紹介いたします
スターポリプってどんなサンゴ?

難易度 | 易難 |
---|---|
水質耐性 | 弱強 |
必要な光 | 弱強 |
必要な水流 | 弱強 |
餌 | いらない |
スターポリプは芝生のような見た目をしたソフトコーラル(硬い骨格がない柔らかいサンゴ)になります
中心の部分が星のように見えることからスターポリプやスタポの愛称で流通していますが、和名は「ムラサキハナヅタ」と言います

ライブロックを被覆しながらどんどん増えるため、水槽の底に置いているアクアリストが多いです
底に置けるサンゴは意外と少なく、その中でも育てやすいことからサンゴ水槽に高確率で入っているサンゴです
色はグリーンとベージュぐらいしかなく、あまり種類はないサンゴですが、価格が安く飼育はしやすいです
飼育難易度は超易しい!
我が家でも水槽立ち上げ初期から2ついますが、最悪光さえ当たっていれば飼育出来ます
飼育して感じる注意点

毒性が強く、被覆しながらどんどん増えるため、近くにサンゴを置くと侵食します
我が家でも写真の右下にいるキクメイシをどんどん飲み込んで増殖しています
他のサンゴとは独立して置くのをおすすめします
それから水流が弱いとコケが生えてしまい、毎週ピンセットで取るという苦行をしていた時期がありました
光

強い方がいいです
我が家では2箇所にスターポリプを置きましたが、ライトの真下にいるスターポリプは大繁殖しました
一方、上の画像の個体は水槽の端っこであまり光の当たらないところにいたため調子が悪く、買った時より小さくなって数ポリプだけに・・・
逆に光さえしっかり当たっていれば、水質や水流が適当でもどんどん増えました
増えすぎて、今は増えないように他のライブロック から離しています
我が家で使っているライトはGrassy Core x120ですが、高コスパでおすすめです
お値段を抑えたい方向けには、我が家で初めて買った1万円ほどのライトブラックボックスがおすすめです
水流
弱くても強くても成長していきました
ただ、弱い箇所はコケが生えてしまい、コケ取りをしないとコケに覆われてしまいます
なので、弱くても成長するものの、それなりに水流はあった方が良いです
水流がしっかりあたる位置に置いてからはコケに悩まされなくなりました
我が家で使っている水流ポンプはmaxspectさんのジャイル式ですが、プロペラ式と違ってサンゴに優しい水流が作れておすすめです
水質

かなり強いです
硝酸塩50ppmを超えた時も、水温30度の時も普通に咲いてました
光で調子を崩すことはあっても、水質が原因で調子を崩したことはありません
最初は添加剤無しで、塩もインスタントオーシャンを使って週に10%の水替えしかしてませんでしたが、全然平気でした

硝酸塩もリン酸塩も高いダメ水槽な我が家ですが、スターポリプさんは元気です
(硝酸塩とリン酸塩は高すぎるとサンゴによくない成分です)
餌
なしで問題ありません
最初の1年はまったくあげてませんでしたが、スクスク育ちました
今はスターポリプ以外のサンゴに餌をあげていますが、水中に漂っている餌をスターポリプも食べているかもしれません
弱ったときのおすすめ
上記4つ(光、水流、水質、餌)がサンゴ飼育では重要ですが、それらに問題がなくてもサンゴの調子が悪い時があります
そんな時はサンゴの免疫力と活力をUPさせるリーフディップに浸けてみてください
必ず効果が現れるとは言えませんが、ショップの方におすすめされて我が家もこれで救われたサンゴがいくつかいます
サンゴ飼育をするなら必ず一本は持っておくことをおすすめします
スターポリプで増える楽しみを!
2年以上色んなサンゴを飼育してきましたが、スターポリプが飼育出来ないと他のサンゴは中々難しいと思います
初心者の方はまずスターポリプで練習をしつつ、サンゴが増える楽しみや喜びを実感してもらうのをおすすめします
練習と言いながらも、スターポリプ自身ものすごく綺麗なサンゴですので、是非水槽へお迎えしてみてはいかがでしょう?