アクアリウム

サンゴ可!超初心者でも飼育出来た1万円超えのお魚フレームエンゼル

赤い海水魚と言えば名前が挙がるフレームエンゼル

真っ赤なフレームエンゼルは水槽を華やかにしてくれる一方で、気になる点も

・値段が1万円を超える

・サンゴを食べるヤッコの仲間

・気が強い

我が家のサンゴ水槽にもフレームエンゼルは2年以上いますが、サンゴはまったく食べませんし、飼育してみて手がかかったことはありません

2年以上飼育した感想をまとめましたので、購入に悩まれている方の参考になれば幸いです

フレームエンゼルってどんなお魚?

オススメ度
餌付け
混泳
相性の悪かったお魚 なし
価格 (15,000円前後)

フレームエンゼルは全身赤色に黒い縦縞の入った小型ヤッコです

海水魚の中ではかなりメジャーでショップでもよく入荷されていますが、値段が高く1万5千円前後します(2023/1現在)

 

産地や個体によって体色や黒い模様の入り方が異なり、赤みが強かったり模様が美しい個体は価格が高くなります

マーシャル産 赤とオレンジの体色で、価格は1番安い
クリスマス産 赤みが強く、価格も高い
ハワイ産 最も赤みが強いが、規制により現在入手不可能

ショップによく入荷されるのはマーシャル産で昔は5,000円程度だったのですが、コロナ禍入荷が安定しなかったりハワイ産が規制で入荷されなくなったため高騰し、一時2万円を超えていました

それでも入荷したら即売り切れする人気ぶりで、好みの模様や体色の子をお迎えするのに苦労しました

高いのに、飼育や混泳で失敗したらどうしよう・・・
サンゴを食べたらどうしよう・・・

こんな心配をしているのは我が家だけではないはずです

飼育してみた感想は「めっちゃ簡単」

我が家では海水魚の飼育は以下3つが重要だと考えています

餌付けが簡単か?

丈夫で病気に強いか?

混泳が簡単か?

フレームエンゼルは全てを満たしています

我が家の水槽内でも指折りの手がかからない子です

粒餌をよく食べる

フレームエンゼルは雑食で餌付けに困ることはないです

我が家は朝・晩の1日2回4種類の粒餌をあげていますが、水槽お迎え初日から全種類食べていました

餌がなくなると、ライブロックや水流ポンプ、水槽壁面に付いたコケなどをツンツンして食べていますので、他のお魚より餓死の可能性は低いです

水面に浮かんでいる餌を食べているところは見たことがありませんが、底砂に落ちた餌は探して食べていますので、水面に浮かばない餌がおすすめです

我が家の餌の中では、キョーリンの「メガバイトレッド」が一番好きなようです

それと病気への予防効果が期待出来るラクトフェリン配合の「メディマリン」もおすすめです

我が家で使っている4種類の餌は以下の記事でご紹介しています


少し気が強いが、混泳も問題無し

まずお魚ですが、基本的には問題ありません

ヤッコはそこそこ気性が荒く、フレームエンゼルも例外ではありませんが、スズメダイのように攻撃するほどではなく、多少追いかけるぐらいです

縄張り意識はなく、とにかく水槽内を泳ぎ回ります

スズメダイやベラをたまに追いかけていますが、逆にナンヨウハギからは追いかけられることがあります

結構臆病で、飼い主が水槽に近づくと後ろに逃げていきますので、中々写真が撮れません

次にサンゴですが、我が家は食べられたことはありません

入っているサンゴはLPSとソフトコーラルが中心で、ヤッコが好きなオオバナサンゴなどのぷくぷくしたLPSもいますが、食べるどころか突いている様子も見たことがありません

個体差がありますので絶対食べられないとは言えませんが、サンゴ水槽にヤッコを入れるなら一番リスクが低いお魚だと思います

病気も一切無し

フレームエンゼルは雑食で色んなものを良く食べますので、健康な体が作られやすいです

我が家は一度ナンヨウハギが粉を吹いたように、全身白点まみれになったことがありました

その際他のお魚でも体を擦る仕草が見られましたが、フレームエンゼルはまったくそんな仕草がありませんでした

飼育していて病気にかかるどころか、様子が変だったこともありません

食べる餌が偏っていたり、しっかり食べていないお魚は体調を崩しやすいですが、フレームエンゼルは心配いりません

ちなみに我が家ではナンヨウハギが白点病で☆になって以来、「ラクトフェリン配合餌」と「殺菌灯」を使って病気予防をしています

 

 

【殺菌灯】白点病とコケ対策で買ってみた

よく泳ぐので大きめの水槽で飼育がオススメ

フレームエンゼルはめちゃめちゃよく泳ぎます

縄張り意識がないようで、水槽の色んなところでコケをつまつましています

臆病なのか水槽に近づくと物凄いスピードで後ろに逃げますし、他のお魚に追われた時もすごいスピードで逃げます

大きくなると10cm近くになりますし、これだけ泳ぎ回ることを考えると、60cm以上の水槽はあったほうがいいと思います

我が家のオススメは90cmオーバーフロー水槽です

初心者ながらいきなり90cmオーバーフロー水槽から始めましたが、他のを買わなくて良かったと満足しています

水質変化にも強い

我が家では過去に機材の故障で「硝酸塩50ppm」と「水温30℃」になったことがあります

その時☆になってしまったお魚やサンゴがいますが、フレームエンゼルは生き残りました

極端な例ではありますが、他のお魚が飼育出来ている水質であれば問題なく飼育出来ると思います

お魚にとってライトは「昼夜を作る」「綺麗に見せる」という2つの役割があります

ライトでしっかり昼夜を作って、お魚に規則正しい睡眠を確保してあげるのが、長期飼育でも必要となってきます

海水魚だけの飼育であれば安いLEDライトでも十分ですので、お値段を抑えたい方は我が家で初めて買った1万円ほどのブラックボックスがおすすめです

安いLEDライトは手動でオンオフが必要になります

そんな時は自動でオンオフをしてくれる「コンセントタイマー」がおすすめです

水槽ライトのオンオフを自動化出来る!おすすめコンセントタイマー

サンゴも飼育するなら波長や光量も重要になってきますので、それらがしっかり入ったライトを選ぶ必要があります

我が家で使っているライトはGrassy Core x120ですが、高コスパでおすすめです

水流

フレームエンゼルがどうというよりは、海水魚を飼育する上で水流は必須となってきます

デトリタス(微生物の死骸や排泄物等)が溜まらないように、水を循環させる必要がありますので、是非水流を作ってあげましょう

我が家で使っている水流ポンプはmaxspectさんのジャイル式ですが、プロペラ式と違ってお魚やサンゴに優しい水流が作れておすすめです

赤いお魚で水槽が華やかになること間違いなし!

<まとめ>

・1万円超えの赤い小型ヤッコ

・サンゴ、お魚共に混泳は問題無し

・餌も良く食べて、病気にも強い

・良く泳ぐので60cm以上の水槽がおすすめ

フレームエンゼルについてなんとなくわかってもらえたでしょうか?

価格さえクリア出来れば非常に飼育は簡単で、あなたの水槽を華やかにすることは間違いありません

是非お気に入りの個体を見つけて飼育にチャレンジしてみてください♪

 

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