アクアリウム

最強の水槽掃除道具「FLIPPER(フリッパー)」を使ってみた

・水槽に手を入れずに掃除が出来る

・強力マグネットでどんなコケも削ぎ落とせる

水槽掃除に10分以上かかっている方に是非使って欲しい神アイテムFLIPPER(フリッパー)をご紹介します

説明の前に、いきなりFLIPPERの実力をお見せします

こちらは1週間掃除しなかった我が家の水槽で、FLIPPERを右から左へたった1回滑らせただけです

いかがでしょうか?FLIPPERが通ったところが綺麗になり、スミレナガハナダイの愛らしい顔と優しいオレンジ色が見えるようになっているかと思います

水槽に手を入れずにこれが出来るんですから、本当に神アイテムだと思います

FLIPPERを使うメリットはたくさんあります

・水槽の壁面掃除が数分で終わる

水の中に手を入れずに掃除が出来る

・常に水槽が綺麗で急なお客さんでも大丈夫

急にお客さんが来たとき、コケまみれの水槽だったら嫌ですよね

実際にFLIPPERを2種類使っている我が家が、使っていて感じるメリット・デメリットを解説いたします!

FLIPPER(フリッパー)とは

時々アクアリウムショップの水槽に「FLIPPER」と書かれた黒い吸着物を見かけます

FLIPPERとは水槽の壁面を掃除する道具です

しかし、普通の掃除道具ではありません

なんと1万円近くする掃除道具なのです

電動じゃないですよ?

水槽掃除では、スクレーパーやメラミンスポンジなどがよく使われますが、どれも数百円で買えます

ただ、どれも水に手を入れないといけません

そこで登場したのが、手を入れないで済むマグネットタイプの掃除道具です

しかし、マグネットタイプは硬いコケが落ちづらく、結局水に手を入れてスクレーパーで掃除する必要があります

FLIPPERはマグネットとスクレーパーが組み合わさった掃除道具で、水に手を入れずに水槽の外からスクレーパーでの掃除を可能にしています

いやいや、合体しただけで1万円??

一体どこにそれだけの価値があるのか!?解説いたします

本当にコケがしっかり取れるの?

1番気になるのは本当にコケがしっかり取れるのか?だと思います

我が家も過去に他の数百円のマグネットタイプのクリーナーを使いましたが、しつこいコケがまったく取れませんでした

結局スクレーパーでガシガシ掃除するはめになり、すぐに捨てました

しかし今回はそうもいきません

1万円近いお金を出してコケが中途半端にしか取れないのでは痛すぎる出費です

その効果はどれほどなのか!?我が家のコケまみれの水槽で実践です

こちらは1週間ほど掃除しなかった我が家の水槽です

ところどころ少し綺麗なのは我が家のお掃除隊「スーパーシッタカ貝」君の戦果です

90cm水槽に5匹だけというブラック企業勤めで、残業しても水槽はご覧の有様です

彼らをめっちゃ投入すればいいやん?とお考えの方もいらっしゃるでしょう

最初はたくさんいたんですが、彼らはひっくり返ると時々起き上がれなくなって☆になることがあるんです

ちなみに彼らは普通のシッタカ貝ではありません

起き上がり能力が高いスーパーシッタカ貝です

それでも起き上がれない時があるんです・・・

加えて磨き残しがどうしても出てしまうんです・・・!

なので我が家は生体だけでの掃除は断念しています

FLIPPERはそんな我が家の救世主と成り得るのか!?

FLIPPER様でひと磨きしてみた結果がコチラ!

めっちゃ綺麗になったーーー!!

何回もゴシゴシしたわけじゃないです

たった1回滑らせただけです

横から見た画像がコチラ

明らかにFLIPPERの通ったところが綺麗です

そして数分後・・・生まれ変わった我が家の水槽がコチラ

FLIPPERめっちゃすごいやん・・・

以前はこれを落とすのに毎週手を突っ込んで30分ぐらい必死にやっていました

今は5分もかかりません

以前は肩は痛くなるし、手は汚れるし、たまに服が濡れるし苦痛でした

今は肩を痛めることなく、手も水に入れることなくスマートに掃除が出来ます

そしてFLIPPERの一番イイところは、気軽に掃除が出来ることだと思います

以前は壁面のコケが気になってきても、水槽に手を入れて30分ぐらい格闘しないといけなかったため、休みの土曜まで我慢していました

掃除するのに「よし!やるぞ!」とそれなりの気合を入れて望まないとダメでした

FLIPPERになってからは少しでも「壁面汚れてるなぁ」と思ったら、水槽に付いているFLIPPERを動かして1、2分で綺麗にしています

おかげでいつでも綺麗な水槽で綺麗な海水魚とサンゴを眺めることが出来ます

急にお客さんが家にきて、コケだらけの水槽だったら嫌ですよね

かと言ってすぐに掃除するのも難しい、常に綺麗にしておくのも難しい・・・

こんな悩みをFLIPPERは全て解決してくれます

FLIPPERのすごいところ

綺麗にする以外にもFLIPPERのすごいところは色々あります

・強力な磁力で4面掃除が可能

底砂を噛まない工夫がされている

・ブレードとメッシュの2WAY

・落としても水面に浮く

我が家のFLIPPERを使って1つずつ解説いたします

手を入れずに4面全て掃除可能

安いクリーナーは1面掃除が終わったらクリーナーを別の面に付けなおす作業が必要です

FLIPPERは強力な磁力で、水に手を入れることなく面移動が可能です

前面から右側の面へ移動すべく、FLIPPERを一番右に持っていきます

外のFLIPPERを右側の水槽面へ持っていきますが、強力な磁力で内のFLIPPERは離れずに引っ付いています

外のFLIPPERを右面に持ってきたら、内のFLIPPERも磁力で右面にピタッ!

こうやって面から面の移動も簡単に出来ますので、4面全て水に手を入れることなく掃除出来ちゃいます

底砂を噛まない工夫がされている

底砂部分にもコケが発生しますが、クリーナーによっては砂を噛んで水槽に傷を付ける恐れがあり、底砂をどかしながら掃除をしていました

FLIPPERは底砂を噛まないようブレードが「く」の字に曲がっています

そのため底砂を気にすることなくがしがし掃除が出来ます

持ち上げるときに底砂が入ってしまっても、ブレードのくぼみに砂が入りガラス面を傷つけないようになっています

FLIPPERを傾ければ底砂は簡単に落ちていきます

使い方によっては底砂を噛んで傷が付く可能性はゼロではないですが、我が家は半年使っていて一度も傷は付いていません

ブレードとメッシュの2WAY

FLIPPERは裏表あり、それぞれブレードによる掃除メッシュによる掃除が出来ます

ブレード面

メッシュ面

ブレードは石灰藻など硬いものも根こそぎ落とせます

我が家はブレードをメインに使っています

メッシュはブレードより掃除面積が広いため、薄いコケをさーっと綺麗にするとき使えます

ちなみにこの面の入れ替え作業も水槽に手を入れることなく出来ます

少しコツがいりますが、何度か練習したら簡単に出来るようになります

公式サイトに実際の「フリッピングアクション」の様子が動画で紹介されています

LSS公式サイト フリッピングアクション

落としても水面に浮く

マグネットの弱点として、落としてしまったら回収するために水へ手を入れる必要があります

FLIPPERは磁力が強くてそこまで落ちませんが、面から面へ移動するときや、ブレードとメッシュを入れ替えるときにたまに落としてしまうことがあります

そんなときでも大丈夫!

FLIPPERは水面へ浮かんできます

なお、浮かぶのは「FLOAT」と書いてあるFLIPPERだけです

FLIPPERはモデルチェンジされており、以前のモデルである無印は浮かびません

浮かぶFLIPPERが欲しい場合無印を買わないよう、購入時は気をつけましょう

デメリットはないの?

いいとこばかり紹介しましたが、デメリットはないんでしょうか?

・クリーナーの中ではめちゃくちゃ高い

アクリル水槽は傷が付く可能性有

・FLIPPER自体にコケが付く

最大のデメリットは「価格」

FLIPPER最大のデメリットは高いことだと思います

FLIPPERは3種類発売されていますが、我が家はStandardを7,000円ぐらい、Nanoを3,000円ぐらいで購入しました

スクレーパーもメラミンスポンジもマグネットクリーナーも、数百円から1,000円ちょっとで買えます

それと比べるとまさに桁違いの高さかと思います

ただ、値段以上の価値があると断言します

毎週30分かかっていた掃除時間を5分に短縮してくれて、濡れずに済むので壊れてもまた買います

アクリル水槽には使えない

2つ目のデメリットは、アクリル水槽は傷が付く可能性があるため使えないという点です

ABSブレードというアクリルにも使えるブレードがありますが、絶対に傷が付かないわけではないため使う場合は自己責任になります

ガラス水槽は底砂などを噛まない限りは傷が付くことはないと思います

FLIPPER自身にコケが付く

3つ目のデメリットはFLIPPER自身にコケが付くことです

我が家はまったく気にしていませんが、気になる方は常時FLIPPERを水槽に入れないなどすれば防げるかと思います

水槽掃除が楽になった分FLIPPERを掃除する時間はありますので、気になる方は掃除すれば問題ないと思います

FLIPPERの種類

FLIPPERは水槽の厚みによって使用する種類が異なります

また、FLIPPERはモデルチェンジをしていて、「無印」と「FLOAT」と書かれているものがあります

新モデルの「FLOAT」は水に浮くようになり無印のデメリットが解消されています

Nano

一番小さいサイズで、ガラス厚4〜6mm用です

我が家は30cmと45cm水槽で使っています

最初はStandardを使いまわしていましたが、大きすぎてやり辛かったため追加でNanoを購入しました


Standard

真ん中のサイズで、ガラス厚8〜12mm用です

90cm水槽で使っています

60cmを超えるとNanoでは小さすぎて、掃除に時間がかかりますのでStandardがいいと思います


Max

1番大きいサイズで、ガラス厚12〜24mm用です

MaxだけステンレスブレードとABSブレードが1枚ずつ付属になっています


半年使ってみた感想

間違いなく掃除にかかる時間が減ります

また、我が家が1番買って良かったと思う点は、常に水槽が綺麗になったことです

以前は急にお客さんが来たときに、コケまみれの水槽で申し訳ない気持ちになることがありました

今は万が一急にお客さんが来ても、FLIPPERで数分あれば綺麗に出来ます

鑑賞するために水槽を置いていますので、常に綺麗に出来るFLIPPERは我が家では重宝しています

あまりに便利過ぎて、熱帯魚水槽用にもう1つ購入したぐらいです

もしスクレーパーやメラミンスポンジでゴシゴシしている方がいましたら、是非FLIPPER導入をしてみてください

劇的に水槽管理が楽になりますよ♪