- 底物熱帯魚で人気のコリドラス
その種類は熱帯魚界でも最大級の160種類以上

多すぎてよくわからん~。人気種とか初心者オススメはどれなん?

御三家と言われる定番種や人気種がいくつかあるので魅力を紹介しましょう!
コリドラスは大別すると3グループあります
・ショートノーズ
・セミロングノーズ
・ロングノーズ
読んで字の如く、鼻(口先)の長さが短い種類をショートノーズ、長い種類をロングノーズ、その中間をセミロングノーズと分類します
見た目以外では、ショートノーズが多数派グループで種類が最も多く初心者向け、ロングノーズは希少種が多めで単独行動を好む種類もあり飼育難易度は若干高め
セミロングノーズはその中間ですが、ショートノーズとあまり差はないです
3グループいることがわかったところで、初心者にもオススメの御三家や定番種をご紹介します!
コリドラス御三家
青コリ(パレアタス)

(画像出典:charm楽天市場店)
緑っぽい灰色のまだら模様が特徴のコリドラス
コリドラスと言えばこの青コリというほど、古くから親しまれている種類です
飼育がしやすく、価格も非常に安価なため、初めてコリドラスを飼育するにはもってこいです
「花コリ」や「コリドラス パレアタス」という名前でも売られています
赤コリ(アエネウス)

(画像出典:charm楽天市場店)
その名の通り、体に赤みがかったコリドラス
先ほどの青コリと並んで、コリドラスでは超メジャーな種類
青コリ同様、丈夫で飼育がしやすく、価格も非常に安価です
コリドラスは全体的に高温に弱いのですが、先ほどの青コリとこの赤コリは、多種より高温にも強めです
白コリ(アルビノ)

コリドラス御三家の一種類で、名前の通り真っ白なコリドラス
赤コリこと「コリドラス・アエネウス」が白化(アルビノ)したのが白コリです
他にも白化したコリドラスでメジャーな「コリドラス・ステルバイ アルビノ」などがいます
白コリと言えば通常は「コリドラス・アエネウス」のアルビノ種を指します
ショップで売ってある場合も、アエネウス以外は名前にちゃんと「アルビノ」って入っている場合が多いので、単純に白コリという名前で売られていたら「アエネウス」だと思って間違いないです
価格は安価で、非常に丈夫なので飼育も簡単です
定番の人気種
パンダ

目にパンダのような黒いバンドが入ったコリドラス
その見た目とかわいい動きから非常に人気ですが、価格は安価でどこのショップにも大体おいてあります
それゆえに初心者が手を出しやすいのですが、飼育は難しいとも言われています
難しい理由は2つあります
1.エサを食べるのが遅く、他のお魚に食べられて餓死する
2.人気種のため、ショップでも入れ替わり頻度が高く、体がまだ弱い幼魚が売られることが多い
特に2が主要因で、幼魚が多いため導入するときや、底の環境が悪いと真っ先に病気になりやすいです
水質変化や底の環境は、他のコリドラスより少し気を付けてあげる必要のある種類です
とは言え、他の水質にうるさい熱帯魚に比べたら全然飼育難易度は低く、水槽に慣れて底の環境がよければ長生きするコリドラスです
ステルバイ

黒い体に白のスポットとオレンジ色の胸ビレが特徴のコリドラス
ショップにいけば大体置いてある超人気種です
若干背が高く、丸みもあるため見た目が愛らしいです
加えて丈夫なため、初心者でも手を出しやすいコリドラスです
価格は御三家より若干高く、500円~800円ぐらいをよく見かけます
ショップによって価格設定が結構違う種類に思いますので、私の場合500円切ってて状態が悪くなかったら即買いますね
オレンジの胸ビレ綺麗で癒されます
ジュリー(トリリアネータス)

黒色のスポット模様が特徴のコリドラス
鑑賞性が高く、価格も安価なため非常に人気なのですが、よくジュリーという名前で売られています
でも流通しているのは、実は本物のジュリーではないことが多いです
トリリネアータスとジュリーは非常によく似ていて、見極めるのは困難です
絶対ではありませんが、見分け方としては、体側面にあるラインが3本線だとトリリアネータスで、スポットだとジュリーという感じです
ただ、個体によってトリリアネータスでもスポットだったり、ジュリーでもラインだったりするので、絶対ではありません
名前に拘るより、気に入った模様の子を買うのが一番ですね
一応、ショップで売られている名前に「コリドラス・ジュリー・○○」のように産地が入っているものはジュリーのようです
写真の我が家の子は、ジュリーに見えますが、ショップでは産地が入っていませんでした
んー、どっちやろ(笑) 産地が入っていないので、トリリアネータスだと思いますが、呼びやすいのでジュリーって呼んでます
ベネズエラオレンジ

(画像出典:charm楽天市場店)
緑とオレンジのコントラスとが特徴的なコリドラス
「ベネズエラヌス」や「エクエス」という名前で売られていたりもします
赤コリと体型が似ていて、コリドラスファンからの人気は高いです
個体によって緑部分の範囲が異なったり、飼育環境次第でオレンジの発色が変わったりと、おもしろい種類です
自分好みのコントラストのベネズエラを見つけて、自分好みの発色に出来ると楽しいですね
お値段、飼育難易度共に一般的なコリドラスという感じです
小さなコリドラス、「ミニコリ」
ミニコリはショートノーズにカテゴライズされるコリドラスで、読んで字の如く小さなコリドラスです
中には遊泳性の高いコリドラスもいて、水槽の中間層を泳ぐ小さなコリドラスは見ていてとても癒されます
寿命が若干短く、2年程度と言われていますが、飼育難易度は高くないため初心者にもオススメです
そんな愛らしいミニコリ御三家をご紹介します
ピグミー

(画像出典:charm楽天市場店)
まずはミニコリ(ちびコリ)を代表するこちらのピグミー
体の側面に黒いラインがあり、コリドラスでは珍しい遊泳性の高い種類となります
単独だと底にいるのですが、群れると遊泳しますので、遊泳が見たい方は複数匹飼育しましょう
性格は臆病で幼魚の内は水質変化にも若干気をつける必要があります
とは言え、他の熱帯魚よりは断然飼育は容易ですし、価格も200円切るようなショップもあります
ハブロースス

ミニコリ御三家その2「ハブロースス」
体側面の黒い横線が特徴です
「コチュイ」という名前で売られていることもありますが、別物です
本物のコチュイは希少で、なかなか流通しないそうです
コリドラスをそのまま小さくしたような感じで、小さいフォルムゆえにかわいさ倍増です
水温は25度前後、水質は弱酸性~中性と、他のコリドラスと同じですが、エサになかなかありつけないのか燃費が悪いのか、痩せやすいそうです
我が家のハブローススは沈殿タイプのタブレットをモリモリ食べていますので、1日2回しかあげていませんが、痩せていくようでしたらエサをあげる回数を増やした方がいいですね
ハステータス

ピグミー同様、コリドラスでも珍しい遊泳性の高い種類です
主に水槽の下層~中層のあたりを泳いでおり、葉っぱの上に乗って休んでいたり、他のコリドラスでは見られないかわいい姿が見られます
尾びれの付け根にパンダのように白黒の柄が入っているのも特徴で、複数飼育すると群れて泳ぐため、とても綺麗で癒されます
少し希少&お高めのコリドラス
最後にド定番ではなく、少し希少で少しお高めの人気種をご紹介します
ド定番ではないだけで、どれもコリドラス界ではメジャーな種類です
コンコロール

独特のグラデーションを持つコリドラス
頭部は青緑色で、体からヒレにかけては薄いオレンジ色になっている綺麗なコリドラスです
スポットやアイバンド、単色などは色々種類がいますが、グラデーションを持つコリドラスは少なく、人気が高いです
飼育難易度も低く、性格も温厚です 成長すると6cmほどになりますので、他の小型コリドラスよりは若干大きくなります
写真はシュっとして見えますが、割とふっくら丸みのある愛らしいボディです
お値段は4桁前後です 我が家のコンコロールは980円でした
アドルフォイ

アイバンドと頭部のオレンジ色が特徴のコリドラス
デュプレリカウス(ハイバンドアドルフォイ)という非常に良く似た種類がいて、どちらも2,000円弱と小型コリドラスの中では少しお値段がします
デュプレリカウスとの違いは、背中の黒いバンドがアドルフォイの方が細めで、頭部のオレンジも薄めという違いがあります
ただし、個体差があり一概には言えず、飼育環境でオレンジ色の発色具合もかわります
コリドラスはこういうのが多く、正直まったく違いがわからないような種類もいますので、気に入った個体を買うのが一番です
シミリス(バイオレット)

尾びれの付け根がグラデーションで、頭部に小さく薄い黒のスポットが入ったコリドラス
丸みのある体型と、とぼけた顔がかわいいです
水質には若干うるさいらしいのですが、我が家で一度水槽崩壊をした際に、唯一生き残ったコリドラスです
ショートノーズで基本的には育てやすく、個体差はあるでしょうが、我が家で一番大人しいコリドラスです
価格は少し高めで、900円前後で売られていますが、ここまで紹介してきた中ではショップで見かけ辛い種類です
初めて見つけたときは即買いましたね お気に入りの1種類です
イルミネータスゴールド

最後はこちらのキンピカコリドラス
コリドラスは全体的に地味な色合いが多いですが、こちらは異色のゴールドカラーのコリドラス
背中は光沢のメタリックラインが入っており、熱帯魚水槽では非常に目立ちます
メタリックラインは画像の金色以外にも、緑やオレンジ、赤色まであるそうです(赤色見てみたい・・・)
価格は高めの2,000円前後で、我が家でも一番高いコリドラスです
性格は大人しいらしいですが、我が家では白コリとこの子はいつも水流を逆走して遊んでいます
個体差もあるので何とも言えませんが、シミリスとかパンダの方がじっとしている時間が多く、大人しい気がします
いかがでしたでしょうか?
ここで紹介したのはほんの一部の種類です
コリドラスは同じ種類でも個体によって色味や模様が違いますので、ショップで自分好みなコリドラスを探すのも楽しみの一つだと思います
是非色んなコリドラスを見てお気に入りの子を探してみて下さい